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新日本カレンダー株式会社様
インタビュー

新日本カレンダー株式会社
ペピイ事業部 管理部 マネージャー

中川 康太郎 様

ご利用用途

既成カレンダー業界で約30%のシェアを誇る国内トップメーカー、新日本カレンダー様。
創業以来、90年以上に渡ってカレンダー事業を展開する同社の、もう一つの主力事業であるペット関連事業「ペピィ事業部」のECサイトに アマゾン ウェブ サービス (AWS) と cloud link をご利用いただいています。

主なOS・ミドルウェア
AmazonLinux、Oracle
AWSプロダクト
EC2、EBS、S3、ELB、RDS、ElastiCache、NAT Gateway
利用されているcloud linkサービス
cloud link

20年以上連れ添ったオンプレミスとの別れ

━━ クラウド導入以前はどのように運用されていましたか?

1997年にペピィのホームページを立ち上げたときから、サーバー構築・システム開発・運用を一手に請け負ってくれるベンダーさんとやっていました。
まだ世の中にもホームページがほとんどなかったような時代だったので、Eコマースの先駆けのような感じですね。

━━ 当時からインターネット上で販売されていたんですか?

売れなかったけどね、その当時は。(笑)
データセンターに預けたサーバーにデータベースやアプリケーション(WEBサーバー)を構築して、そこにホームページのプログラムを乗せて運用していました。
長いこと使いましたよ、1回も捨てず。作り変えることもなく増強増強、増設増設で、ずっとそのベンダーさんとお付き合いしていました。

やりたいことができない

━━ それがどうしてクラウドへ移行することになったんですか?

当時やりたかったこと、やるべきことができなかったんです。

担当いただいていたベンダーの方の表現をお借りすると、
「トイレに行こうとしたら、1階を通って、2階に行って、渡り廊下を通らないと行くことができない。」
という状態で、
行けないんですよ、すぐにトイレに。

つまり『このデータが欲しい!』というときに、いろんな増設があってすぐにたどり着けないんです。
増設増設で建物自体が入り組んでしまっている状態でした。

実際にデータセンターも見に行ったんです。
物理的にはきっちりと収まっていて、きちんと運用もされていました。
ただ、そのホームページを運用するだけでも15〜20名のスタッフの方が稼働しなくてはなりません。
実際には他に自社でも4〜5名の人員が携わっていたので
「いったいこの事業にどれだけの人数が必要なんだ」と感じるほど、とても非効率な状態でした。

毎月のように「止まって、復旧して…再開」

━━ 普段は安定して運用できていたんですか?

その当時はお客様の数も50万人を超えていて、サーバーにも負荷がかかってよく止まっていました。
ひと月に1回ぐらいの割合で「止まって、復旧して…再開」。
いつも頭をよぎるのは「私達の事業で1日止まったら、いったいどれだけの機会損失になるか?」ということでした。

最初は「なんとか今のシステムで続けられないものか」とも考えていたのですが、
ベンダーさんに相談しても「プログラムに負荷がかかると、どうしても落ちてしまう」という回答。

「もう、なんともできなさそうだな」と感じました。

━━ そこで「変えよう」となった?

私たちもお客様に迷惑をかけることなく自分たちの事業を安全に継続させて行こうと考えると、どうしても最後は「どうする?」という選択を迫られます。
今のシステムで続けるのか、新しく探すのか ──

私たちが選んだのは『別のところも探してみよう』でした。

一大プロジェクト

けっこう難しくって、2年ぐらいかけて準備しました。
お客様の情報が入ったサーバーだったので、安全に移動させる必要がありますし、プログラムも必要です。
ベンダーとの調整もあったので、法律的にも調べて、会社の代表も巻き込みながら着地点を探すという。

━━ すごいプロジェクトだったんですね。

気を使いすぎて大変でした(笑)

━━ 増設増設となったのは、データやアクセス数が増加したことで、サーバーのディスク容量追加やスペックアップが必要だったからですか?

その通りです。
たとえばメールマガジンを発行してその効果を計測する場合にも、当時はパッケージを使っていなかったので、自分たちでプログラムから開発していました。アプリケーション側、サーバー側、それに回線も全部自前。

今考えると、もっと多くのお客様がいらしていたのかもしれません。
アプリケーションが落ちないようにデータセンターの出口(ロードバランサー)で制限がかかっていたんだと思います。
AWS に移行してから、想定以上にアクセスがあったのでびっくりしました。

最初からAWSを狙っていた 〜クラウドとの出会い〜

━━ 移行プロジェクトで AWS を選んだきっかけを聞かせていただけますか。

実は AWS は最初から狙ってました。

ホームページを始めた当初からずっと苦労してきたオンプレにはもうしたくなかった。
だからこのプロジェクトが始まる前から情報収集を始めていたんです。
「手離れよく、誰かが面倒見てくれる」そんな事を夢見ていました。

他の通販会社が AWS を導入したニュースやセミナーなどでも耳にしていましたが、クラウドを知ったのは、2006年に Google Japan の本社を訪れたときです。そこで「オンプレミスという選択肢はなくなっていくだろう」と知らされてから、少しづつ情報収集を始めました。

Google Cloud Platform、Microsoft Azure、AWS、その他のクラウド、自前(オンプレミス)。
情報収集を進めるに連れ、そんな選択肢をイメージするようになっていました。

ターン・アンド・フロンティアとの出会い

移行に向けて、WEBサーバーに乗せるためのプログラムを構築できる会社を探し、コンペを依頼しました。
その時に提案いただいた内容が、1社がオンプレミス、もう1社がクラウドベースのパッケージ、そして残りがクラウド(どこのクラウドかは決まっていない)です。

でも結局、心の中では最初から「AWS」と決めていたので。

━━ それはどうしてですか?

クラウドで手離れよく運用したかったし、必要に応じてすぐに増設できるのは非常に魅力的ですからね。
まだ Azure が本格的に来ていなかったので、「AWS」「Google」「国内のクラウド」での比較検討でしたが、やっぱり“先行する他の通販会社がAWSを導入していた”というのは大きかったです。

Google とも迷ったんですが、相談に行っても話している内容が難しすぎて、10%もわからなかったんですよ。
「これでは先々お付き合いしていくのに無理がある」と感じて断念しました。

ターン・アンド・フロンティアさんはAWSの担当の方が紹介してくださったんです。
近かったこともあって、相談したその日のうちに「今から行きます!」って、すぐに訪問しました。
お会いしてお話を聞いて、料金表を見て「ココにしよう!」ってその場で決めて。

━━ 決め手は何だったんですか?

カン。(笑)

「ここだったら安心しておまかせできる」って感じました。
もちろんAWSからの紹介だったということもありますが、結局のところ「会ってみてどうなのか」っていうのが重要ですしね。

今、WEBシステムをお願いしている会社も、当時はまだAWSのサービスについて疎かったので、「ココに話を聞きに行って、ちゃんと理解してきて」って伝えて。そこから始めていきました。

AWSを実際に使ってみた感想

━━ AWSに移行して2〜3年になりますが、実際に使ってみていかがですか?

良くなったのは、透明性が高まったことですね。
プログラムなのか、サーバーが停止したのか、それともロードバランサーがヒートアップしたのか…。
以前はサーバーが止まっても、どこに問題があるのかわかりませんでしたが、今はターン・アンド・フロンティアからの連絡があります。「CPU使用率」や「メモリの消費量」がわかるようになりましたし、再起動をする前に「今、攻撃受けている」など、どういった状態かの説明と確認をしてくれます。
対処法がわかるので、以前のようにヤキモキすることがなくなりました。

私たちにとって、一番大事なのは『お客さんにどう影響があるか』なんです。
そこに集中できるかが本当の勝負なので、そこがAWSに変えてよかったところですね。

ただ、AWSを導入するだけでは手離れはよくなりません。
「皆さんのご協力があってこそ」って、いつも感謝しています。

━━ ありがとうございます(笑)

利用してわかりましたが、きちんと設定しないとサーバーが勝手に立ち上がることもないし、プログラムも事前に新しいものに変えておかなければなりません。アクセスが集中しそうなときには情報共有も必要です。

SSLの設定であったりとか、24時間365日監視、ダメになってきたときに自動で再起動するというのは、(ターン・アンド・フロンティアと)お付き合いする中で培わせていただきました。
本当に助かってて、エンジニアがきちんと説明した上で「こうします」って言ってくれるんです。
しかも、言うだけじゃなくてちゃんとやってくれる。(笑)
ありがたいですね。

支払い面でも、AWS から直接購入するとドル建てになるのですが、ターン・アンド・フロンティアだと日本円で取引できるので助かっています。

自分でイチから情報収集するのはヤメました。

最初にご相談したときに、
「AWSは今はいいと思う。でも、必ずしもお客さんにとってAWSが最適じゃなかったら、他の提案もするかも。」
と言われたのを覚えています。
代表の高野さんがすごく研究されていたので『もう、おまかせしよう』と思いました。

今までは何かを検討したり、プロジェクトを進めるときには「正しい判断をしなくては…」と考え、常に情報収集していましたが、(ターン・アンド・フロンティアと)お付き合いしてからは、自分で情報収集するのもヤメましたね。

想定を超えるアクセス数

━━ 移行後はどうでしたか?

オープンしてみたら、何故かサーバーもアプリケーション側もいっぱいいっぱいになっちゃって、ホワイトアウト。
最初は1年ぐらい、いっしょに悩んでいただきました。
アプリケーション側の設定を変えたり、アドバイスいただいた通りにキャッシュ化してみたり。AWSの新しいノウハウを教えていただきながら、いろいろ設定を変えては試行錯誤を繰り返しました。

でも結局よく調べてみると、アクセス数が想定を遥かに超えていたんです。
やっぱりAWSにする前は受けきれていなかったんですね。

今はまだ満足とまではいかないものの、なんとか運用が安定してきたなと感じています。
WEBサーバの安定稼働ために、サーバが稼働しているかを24時間監視していただけているのは、事業を運営する上で大きな安心材料になります。

今後の展開

━━ ありがとうございました。最後に今後の展開について聞かせてください。

通販事業としては、機械学習やAIにチャレンジしたいと考えています。
Google の機械学習や、Amazon Polly にも興味があるので、ぜひ試してみたいですね!

cloud link導入まとめ
  • クラウドだから必要に応じてすぐに増設可能
  • 圧倒的なシェアと豊富な導入実績を誇るAWSで安心
  • 案件ごとに最適な提案で導入をサポート
  • 導入後も信頼できるエンジニアが24時間365日運用監視

新日本カレンダー株式会社
中川様 からありがたい一言

会ってみて
『もう、おまかせしよう』と思いました。