株式会社 銀座マギー 様インタビュー

―― AWS 導入の経緯を教えてください。

Sunny-Side 以前に使っていた基幹システムが、導入から約10年が経過してリプレースの時期を迎えていたことが、導入のきっかけになります。
OS が対応しなくなったり、メインブラウザの IE が サポート切れになるなど、身動きが取れなくなっていたため、新たな基幹システムの導入は急務でした。

また旧システムではCRM（顧客管理システム）を導入していなかったため、お客様への対応が属人化していたという課題も抱えていました。担当者が変わってもそれまでと変わらない接客対応ができる……そんな体制作りのためには、CRM（顧客管理システム）の導入と、そこで得られた情報と密に連携できる基幹システムが、どうしても必要でした。

そこでまずは候補として複数のシステムをピックアップ。比較検討を重ねた結果、MD（マーチャンダイジング）システムとして優れており、かつデータを多角的に収集できる点に強い魅力を感じたことから、「Sunny-Side」の採用を決定。その開発元であるドリームゲートさんに「Sunny-Side」を含めたシステム刷新の提案をお願いしたのです。

そうして出てきた提案が、「Sunny-Side」と「ターン・アンド・フロンティアが構築するクラウド基盤」とのセットでした。

基幹システムの刷新に合わせて、サーバーをお任せするベンダーさんも新しいところに依頼したいと思っていたところでしたので、クラウド基盤と合わせた提案をいただけたのはありがたかったですね。

―― AWS の構築は、どのようなやり取りで進んでいったのですか？

構築に際しては、苦労やトラブルは一切なく進んでいきました。ドリームゲートさんからも「すごくやりやすかった」という話を聞いています。

IP やルートなどの接続に関する必要な情報をお渡ししたあとは、基本的にはすべてお任せ状態でしたし、なにかやり取りが生じた際も素早く丁寧な対応をしてくださったので、大変ありがたかったですね。

例えば、クラウド基盤やシステムのテスト段階では複数のベンダーさんが関わります。そのため時には各社の都合に合わせて、AWS の稼働時間を細かくズラさなければならない時がありました。そんな時も素早く、しかも「cloud link」のサービス範囲内として対応してくださったのです。ここまで柔軟に対応してくれるクラウドベンダーさんは、他にあまりないのではないでしょうか。

―― 運用スタート後の評価についても教えてください。

運用後もいまのところトラブルは一切ありません。そのためターン・アンド・フロンティアさんと直接やり取りする機会はあまりなかったのですが、私たちとしては、そこが逆に一番評価できるポイントだと思っています。

サーバー運用のスタート段階というのは、サーバーが止まったり、データが取得できなかったり、大抵なにかしらでつまずくものです。しかしターン・アンド・フロンティアさんが構築したクラウド基盤は、スタート時どころか半年経過した今も、調子が悪くなったり、止まってしまったということがありません。そこは素直に凄いと思っています。

―― サーバーのベンダーとして、ターン・アンド・フロンティアをどのように評価していますか？

対応は早くて、柔軟。コスト面も初期費用は掛かりませんし、設定変更に追加の料金が発生しないため良心的です。また構築したクラウド基盤は安定していて、つい取引していることを忘れてしまうほどです。

以前はなにかあれば、独学で対応をしたこともありました。弊社の社員は、基本的に販売出身が多く、技術畑ではないため、そうした知識を学ぶことはとても大変なことでした。
しかし現在はターン・アンド・フロンティアさんにすべてお任せできるようになったことで、本来の業務に集中できるようになったことはものすごく大きなメリットだと考えています。

―― 今後の展望を教えてください。

現在弊社では、安全性やメンテナンス性を高めるために、オンプレミス環境で動かしているファイルサーバーのクラウド化を検討しています。もし実行に移すとなった際は、一度ご相談させてください。

また最近はDoS 攻撃や不正なアクセスが増えてきているので、大きな会社や自治体すら被害に遭っています。これまで安全とされていた、いわゆる普通のセキュリティではそういった攻撃を止められない時代になってきたと感じています。
ターン・アンド・フロンティアさんには、今後も引き続きクラウド基盤をお任せしたいと思っていますので、ぜひ AWS のパートナーであり、グローバルに展開されている企業ならではの「セキュリティ面の強固さ」を、今後も磨き続けていただけることを期待しています。