[アップデート] AWS運用はより便利になったAWSマネジメントコンソールでラクしよう!
どうも、クラウドエンジニアの大田と申します。
突然ですが皆さん、AWSマネジメントコンソール…触ってますか?
新UIにアップデートされてからというもの、ますますAWSマネジメントコンソールの便利さが向上している今日この頃ですね!(興奮)
本ブログは弊社過去記事「 AWS運用はコンソールを徹底活用してラクになろう 」の続編です。主に上記記事内の「AWS運用 コンソールのラクラク活用術その1|# ヘッダーにサービスショートカットアイコンを追加する」のアップデートに関係する内容となっています。
「なんかコンソールの画面が変わった気がする…」「頻繁にかつ少しずつ変わるので、どこに何があるか分かりづらい」など、既にコンソール画面の変化にお気付きの方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
本ブログでは、そんな皆さんに向けて執筆時点(2021年2月26日)から少し遡って、AWSマネジメントコンソールに関するどのようなアップデートがあって、どんな機能が便利に使えるようになったかを一部ご紹介していきます!
目次
AWS運用に便利なAWSマネジメントコンソールがアップデート!
まずは時系列を追って、概要レベルでご紹介していきます。
[2020-10-22] アップデートその1 [*1]
- AWSマネジメントコンソール のヘッダーとフッターが新しくなった
- 「お気に入り」機能が AWSマネジメントコンソール のTOP画面の [サービス] メニュー内に移動して、より使いやすくなった
- 「履歴」の表示数が5個から15個に増えて、よく使うサービスにアクセスしやすくなった
[2020-12-14] アップデートその2 [*2]
- AWSマネジメントコンソール の検索バーから「AWSサービス( EC2 / RDS など)」や「機能(ユーザーなど)」、「Marketplace 製品(セキュリティ製品など)」「AWSドキュメント(トラブルシューティングガイドなど)」が検索可能になった
- 右矢印キーを使用するとオートコンプリートし、Enterキーを押せば上部の検索結果に移動できるようになった
- キーボードショートカットから検索バーにアクセスできるようになった
ふむふむ…。とりあえず便利になったことだけはイメージできますが、実際の操作画面がどんな感じに見えるのか気になるところですね。
「百聞は一見にしかず」ということで早速一緒に試してみましょう!
※一部アップデート前のキャプチャが無い部分がございますので、ご了承ください。
AWS運用(お気に入り編):コンソールのお気に入り登録機能を使う
まずは「お気に入り登録機能」から見ていきましょう。
- AWSマネジメントコンソール のヘッダーとフッターが新しくなった
- 「お気に入り」機能が AWSマネジメントコンソール のTOP画面の [サービス] メニュー内に移動して、より使いやすくなった
アップデート前のお気に入り登録機能は以下のような感じでした。
当初より非常に便利な機能ではあったのですが、複数登録するとヘッダー部分から見切れてしまうことが難点でした。一般的なノートPCだと最大3〜4個が限界でしたし、名前の長いAWSサービスをお気に入りに登録しようものなら……あとはお察しください。
次に、アップデート後の生まれ変わったお気に入り登録機能がこちら。
う、美しい……。ここまでビジュアルの変化や使いやすさが視覚的に実感できるアップデートもなかなか無いのではないでしょうか。ダークテーマもめちゃくちゃカッコいいですね。
AWSマネジメントコンソールのヘッダー部分から [サービス▼] を押すと、ドロップダウンメニューでお気に入りが表示されます。ドロップダウンでのお気に入り表示に変更されたことから「ヘッダーから見切れることがない = 複数登録しても視認性が低くならない」ので、コンソール上でのサービス切り替えが非常に楽になり感動ですね。
しかも、ドロップダウンメニュー右部の全サービス一覧上で、自分がお気に入り登録しているAWSサービスに★マークが付いているのも地味にありがたい表示です。
AWS運用(履歴編):コンソールからよく使うサービスに簡単アクセス
ドロップダウンメニュー表示の勢いままに「履歴機能」についても見ていきましょう。
- 「履歴」の表示数が5個から15個に増えて、よく使うサービスにアクセスしやすくなった
先ほどの [お気に入り] の下部を確認してみると、最近アクセスしたAWSサービスを確認することができます!
アップデート前はAWSマネジメントコンソールのTOPページに 最大5件 までしか表示されず、複数のAWSサービスを触る場合にはすぐに履歴が流れてしまうといった部分が難点でした。
アップデート後には 最大15件 まで増えて、よく使うサービスによりアクセスしやすくなりました。
AWSマネジメントコンソールのTOPページも 最大15件 の表示になっております。
AWS運用(検索編):コンソールの統合検索機能でAWS内を丸ごと検索
最後に「統合検索機能」について確認していきましょう。
- AWSマネジメントコンソール の検索バーから「AWSサービス(EC2/RDSなど)」や「機能(ユーザーなど)」、 「Marketplace製品(セキュリティ製品など)」「AWSドキュメント(トラブルシューティングガイドなど)」が検索可能になった
- 右矢印キーを使用するとオートコンプリートし、Enterキーを押せば上部の検索結果に移動できるようになった
- キーボードショートカットから検索バーにアクセスできるようになった
アップデート前では、AWSサービスのみしか検索できず、「機能(ユーザーなど)」や「Marketplace製品(セキュリティ製品など)」「AWSドキュメント(トラブルシューティングガイドなど)」といった項目は、各サービスのコンソール画面や検索エンジンから探すしか無かったのですが、AWSに関するあれこれがまとめて検索できるようになりました。
例えば「EC2」と検索すると、下記のように「EC2」に関連する検索結果がずらりと表示されます。
検索バーに「EC2 Linux」と入力後、[Marketplace] を選択すると EC2 Linux の AMI も検索できちゃいます。
オートコンプリート(入力補完)機能も非常に優秀です。
例えば、「ELB(Elastic Load Balancer)」を検索したいときに途中までサービス名を入力してしまえば、サジェストが半透明文字で表示されます。
この状態で「右矢印キー(→)」を押すと…
サービス名が一気に補完されました!似たようなサービス名やうろ覚えのサービスを扱うときに便利そうですね。
ちなみに検索バーはショートカットキーにも対応しており、Mac だと Option + S、Windows だと Alt + S ですぐにカーソルを合わせることができます。
AWS運用はより便利になったAWSマネジメントコンソールでラクしよう!
いかがでしたでしょうか。地味なアップデートに見えますが、実際に使っていただくとかなり便利に使えちゃいます!
普段AWSマネジメントコンソールを活用している私にとっては、なかなか熱いアップデートでした。
皆さんも是非便利になったAWSマネジメントコンソールを活用して、AWS運用の効率化にお役立てくださいませ。
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参考記事
[*1] [2020-10-22] AWS マネジメントコンソールの使いやすさを改善
[*2] [2020-12-14] AWS マネジメントコンソールでの統合検索機能の発表
元記事発行日: 2021年03月11日、最終更新日: 2024年02月28日