AWS運用のための認定試験合格に向けて~新しくなった公式模擬試験をご紹介!
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皆様 AWS 認定試験は受けられていますでしょうか?
仕事が忙しい中、試験勉強もされていて大変な方が多いことと思います。できれば効率的に合格に向けた勉強をしたいですよね…筆者もそんな中の一人です。
また、どのような試験にも言えることかもしれませんが、合格のためには本番までにできるだけ多くの問題に触れることが重要ではないでしょうか。また、それが本番試験に近いものであれば、なお良いかと思います。
そこで今回ご紹介するのが AWS 公式の認定模擬試験です。こちらは元々有料だったものが最近になって形を変え、完全無料で新たにリリースされましたので、詳細をお伝えしたいと思います。
目次
AWS 公式 認定模擬試験 何が変わったか
そもそも以前から、AWS 公式トレーニング内では本試験と同様の手順で模擬試験を受けることができていました。しかし、2021年11月16日以降は同様に模擬試験を受けようとしても、その項目が見当たらくなっており、以下のような文章が表示されています。
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こちらの通知にもあるように、AWS 模擬試験の受験のためのプラットフォームが一新され、模擬試験を受ける際には【AWS Skill Builder】で受験する形になりました。
また、それまでは模擬試験は有料(数千円)だったのですが、なんとそのすべてが無料で受験できるようになっております。
これは非常にありがたいですよね。
さらに旧模擬試験ではなかった解答後の解説までついており、まさに至れり尽くせりといったところ。あえてデメリットをあげるのならば、それまでは AWS 公式トレーニングのアカウントを作成すれば事足りていたところが、【AWS Skill Builder】でのアカウント作成と、その後連携される【AWS BenchPrep】でもアカウント作成が必要になり、模擬試験受験のためのアカウント作成の手間が増えたことぐらいでしょうか。
とはいえやはり無料で模擬試験が受けられて、解説までついてくるというメリットには到底かなわないかと思います。ぜひとも本番試験前の腕試しに活かしたいものです。
それでは肝心の模擬試験の種類や実際に模擬試験を受けるための手順について、続けてお伝えさせていただきたいと思います。
AWS 公式 認定模擬試験 対応試験一覧
現在 AWS の認定試験には11種類の試験が設けられています。
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これらのうち、設けられている模擬試験は以下の10種類です。
- AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set
- AWS Certified Data Analytics - Specialty Official Practice Question Set
- AWS Certified Database - Specialty Official Practice Question Set
- AWS Certified Developer - Associate Official Practice Question Set
- AWS Certified DevOps Engineer - Professional Official Practice Question Set
- AWS Certified Machine Learning - Specialty Official Practice Question Set
- AWS Certified Security- Specialty Official Practice Question Set
- AWS Certified Solutions Architect - Associate Official Practice Question Set
- AWS Certified Solutions Architect - Professional Official Practice Question Set
- AWS Certified SysOps Administrator - Associate Official Practice Question Set
残念ながら Advanced Networking - Specialty に関しては現時点で模擬試験が設けられていませんが、十分すぎるラインナップではないでしょうか。
また、AWS 認定資格の登竜門ともいえる Cloud Practitioner、 Solutions Architect の模擬試験が受けられるのは嬉しいところです。
AWS Skill Builder でアカウント作成
ここからは実際に模擬試験を受けるために必要なアカウント作成等の手順を説明していきたいと思います。
また、これらのアカウント作成はあくまで模擬試験を受けるためのものであって、本試験の受験登録等は従来と変わらず AWS 公式トレーニング内( https://www.aws.training/ )において行う必要がありますのでご注意ください。
※本試験受験のための AWS 認定アカウント作成の手順は、以下のブログ記事をご参照ください。
AWS運用に必須 (!?) な認定試験 申し込みのコツ 〜当日まさかのハプニング〜
まずは下記URLにアクセスしましょう。
https://explore.skillbuilder.aws/learn/signin
アクセスすると以下のような画面が表示されますので、右上の【SIGN IN】に進みます。
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以下のポップアップが表示されますので、クリックしてそのまま次に進みます。
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ログイン方法選択画面に遷移します。複数の選択肢が表示されますが、特に会社からの指示等がない限り、【Login with Amazon】に進みましょう。
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ログイン画面が表示されたら、ご自身の Amazon アカウントの情報を入力してログインしてください。
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利用規約が表示されますので、【Accept terms】(同意)を押してください。
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初めてログインする場合、以下のような基本情報入力画面に進みますので、赤枠内の箇所に必要事項を入力し、右下の【CREATE ACCOUNT】を選択します。
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これでアカウントの作成は完了です。
進むと以下の画面のようなダッシュボードが表示されます。
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AWS BenchPrep でアカウント作成/模擬試験受験
ここからは実際に模擬試験を受けることになる AWS BenchPrep のページへのアクセス方法をご説明したいと思います。
まずは、先ほど開いた AWS Skill Builder のダッシュボード画面内にある Browse all courses で、【Practice Question】と検索してみましょう。すると各言語に対応した試験問題が表示されますので、上段右端の【Japanese】のものを選択します。
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この試験セットを登録するため、右上の【ENROLL】に進みます。
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ポップアップが表示されますので、右下【START LEARNING NOW】に進みます。
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遷移先の画面であらためて中央の【START LEARNING NOW】に進みます。
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模擬試験へのアクセス手順について説明が表示されます。
この際、画像内赤枠の箇所にアクセスコードが表示されるのでコピーしましょう。
コピーできたら【練習問題セットにアクセスする】に進みます。
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ここで BenchPrep のページが開きます。
【Redeem Access Code】に進み、先ほどコピーしたアクセスコードの適用を行います。
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中央入力スペースに、アクセスコードを入力して【Continue】に進みます。
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BenchPrep のアカウントを作成します。
必要事項を入力し、画面右部の【Confirm】に進みます。
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以下の画面が表示されればアカウント作成は完了です。
【Start studying】に進みましょう。
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ダッシュボード画面に遷移し、選択した試験セットの内容が表示されています。
どの試験も問題数は20問ずつで、制限時間はなしとなっています。
模擬試験を受験するためには、各試験名称の右横【See more】を選択します。
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今回は執筆時点で筆者が取得を目指している「AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set」を受験してみようと思います。
以下のような画面が表示されますので、【Start】を選択しましょう。
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するとすぐに試験問題が開始されます。
本番試験と同様に選択式の試験となっています。また、画面右上にある【Pause Exam】を選択すると、試験の一時停止も可能ですので、隙間時間で少しずつ解答することも可能です。
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解答すると、1問ごとに正解か不正解かが表示されます。
その際、詳細な解答解説が各選択肢ごとについており、なぜ正解なのか、不正解なのかが理解できるようになっています。これは以前の模擬試験にはなかった機能です。
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すべての問題に解答すると、正答率等の情報が画面に表示されます。
解答にかかった時間も表示されており、後からどんな問題だったか、解説の内容についても再度確認することもできます。自身の苦手とする問題のジャンルが何なのかも把握しやすく、何度も解きなおして知識を定着させるのに役立ちそうです。
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AWS 公式 認定模擬試験 まとめ
いかがでしたでしょうか。
これらの内容の模擬試験が無料で受けられるようになったことにより、ますます AWS 認定資格取得への意欲が増して来たのではないでしょうか。
ぜひとも本番試験前には受験するようにお勧めさせていただきます。
とはいえ、問題の内容も固定だし問題数も物足りないなと思っている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方も、AWS Skill Builder のコンテンツがこれから内容を拡充していく可能性は大いにありますので、アカウント作成だけでもしておくと良いと思います。
本サイトのブログには、実際に合格のためにどのような勉強をしたかという合格経験者の記事もございますので、ぜひそちらも併せてご確認ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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元記事発行日: 2022年06月24日、最終更新日: 2024年02月28日