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AWS インフラエンジニアがオススメの本をご紹介

エンジニアの松尾です。AWSは便利で様々なサービスを利用できますが、有効活用するためには日々の学習がかかせないと感じています。

今でこそ、動画配信サービスやオンラインの学習サイトなど、豊富な学習サービスから自分にあったものを利用できるようになりましたが、私が学生の頃は「勉強といえば参考書」という時代でした。そのせいか、前述のサービスも利用しますが、今でも昔ながらに「本」で学習することが好きだったりします。

そこで本ブログでは、AWS やインフラに関してオススメの技術書をいくつかご紹介したいと思います。

AWS エンジニアのオススメ本 ①|
[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術
─ スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用

本書はオンプレミスを前提としており、紹介されているミドルウェアのバージョン等は現行より古いバージョンとなっています。ですが、それでも本書をオススメするエンジニアの方はまだまだ多いのではないでしょうか。

負荷分散、冗長化、サーバーのチューニングなどが分かりやすく紹介されており、考え方自体は現代にも通用するものとなっています。これらの知識は、AWS でマネージドサービスを利用する上で知らなくても差し支えのない場合もあるかもしれませんが、知っている事でサービスの理解度が深まったりクラウドサービスの利便性を感じる事ができると思います。

以下の項目が特に参考になりました。

  • Virtual IP Address を用いた Active/Backup 構成等の冗長構成
  • Mysql のレプリケーション、チューニング
  • Apache のチューニング
  • サーバーの負荷状況の確認方法

オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境も多く、オンプレミスの知識が不要になることはしばらく無いのではないかと感じています。AWS からインフラや IT の世界に入った方にオススメの一冊です。

AWS エンジニアのオススメ本 ②|
CentOS 7 で作るネットワークサーバ構築ガイド

Amazon EC2 は 責任共有モデル として OS から上のレイヤーは利用者で管理、設定する必要があるため、OS を扱うための知識が必要になってきます。

EC2 を構築する際の OS として Amazon Linux 2 をお使いのケースも多いのではないでしょうか。

Amazon Linux 2 は RedHat7 がベースとなっているため、Amazon Linux 2 を理解するためには RedHat 7 または CentOS 7 を理解することが大切になります。

CentOS 7 は無償の OS のため利用者が多くコミュニティも活発で、書籍も多く発売されていますので、こだわりがなければ CentOS 7 を教材とした方が取り掛かりやすいかと思います。

本書では CentOS 7 の操作方法をはじめ、代表的なミドルウェアの紹介、インストール方法、設定例などが分かりやすく記載されていおります。現在も参考にできる内容があるかと思いますので OS の管理の際に助けになると思います。

AWS エンジニアのオススメ本 ③|
Python 実践入門
─ 言語の力を引き出し、開発効率を高める

変わりダネとして、プログラミング言語の Python の技術書の紹介です。

AWS ではコンソールアクセスの他にAPIで各種操作を行う事が可能です。Lambda で AWS のサービスを定期的にごにょごにょしたりするやつですね。夜間作業や定期実行を自動化したり、AWS サービスで備わっていなかった機能をユーザー側で用意する事も可能です。

このようにプログラミングを活用する事で AWS を利用できるケースが増えたり利便性の向上が期待できますので、インフラエンジニアも簡単なプログラミングができるとより良いと感じています。

AWS の API を操作できる SDK が用意されているプログラミング言語はいくつかありますが、初めてのプログラミングの場合、次の理由から Python は有力な選択肢になります。

  • できる事が多い言語なので他の事にも役立てやすい
  • 初心者にも直感的で分かりやすい
  • 流行っているので情報量が多い

プログラミングの学習は、ブラウザひとつで学べるオンライン学習サイトの方が便利ではありますが、本書もオススメです。基礎文法から始まり簡単なアプリ作成までを試す事ができます。

また本書では、他の本や学習サイトでは紹介されていない内容も丁寧に説明してくれています。

AWS エンジニアのオススメ本 ④|
実践 Terraform
─ AWS におけるシステム設計とベストプラクティス

IaC (Infrastructure as Code) はサーバーなどのシステムインフラの構築を、コードを用いて行う事をさします。従来のクラウドならではのブラウザコンソール上の作業ではなく、プログラミングでコードを扱うイメージですね。

ここ数年で IaC という言葉を目にする機会が増えてきました。
背景としては次のような理由があるかと思います。

  • クラウドコンピューティングサービス利用者のナレッジが溜まってきた
  • アプリケーションエンジニアがインフラ領域も兼業する事が増えてきた
  • インフラの構成の把握を効率的に行いたい
  • 類似した構成のデプロイをなるべく効率的に行いたい

Terraform は人気のある IaC ツールです。AWS CloudFormation とよく比較されますが両者ともそれぞれ得手不得手があるため、触ってみて、やりたいことに合っている方を採択すればいいと言われています。

Terraform を初めてみようという方には本書がオススメです。基本的な文法やお作法はもちろん、具体的な構成パターンとコードが豊富に記載されています。前述のようにまずは手を動かしてみる事が大切なのでコード例があるのは大変ありがたいですね。

但し、IaC は便利な反面、強力すぎるため、最初は検証環境のアカウントで使用することを推奨します。

AWS エンジニアのオススメ本 ⑤|
AWS 認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
─ 試験特性から導き出した演習問題と詳細解説

最後に AWS の試験対策本のご紹介です。

一番需要が多いソリューションアーキテクトシリーズでプロフェッショナルになります。

実は、AWS はサービスの追加やアップデートが早いため、長く使える本というのはあまりありません。こう言ってしまうと身も蓋もないかもしれませんが、対策本は参考程度に留めて AWS Black Belt や公式ドキュメントを参考にするのがセオリーとされています。

ただ、そうは言っても、やっぱり参考書や模擬試験は欲しいものですよね。

本書はプロフェッショナル対象という事もあり AWS サービスの基礎知識の紹介はあまりありません。試験対策は答えを暗記するのではなく考え方や出題傾向を把握する事が大切かと思いますが、本書は問題や解説がちょうど良いと感じました。

AWSエンジニアのオススメ本| まとめ

今回は私がお世話になった本をいくつかご紹介させて頂きました。

AWS はサービスの追加やアップデートが早いため、AWS が提供するサービス自体については Black Belt や公式ドキュメントを参考にする事が大切かと思います。

ですがその一方で、私自身がこれまで勉強してきたときのことを振り返ると、根幹となる基礎技術の範囲は分かりやすく紹介してくれている書籍を購入して学んでいました。
Kindle も便利ですが、なぜだか技術書は紙媒体が好きです。

皆さんも「AWS やインフラに関して学びたいな」と思ったときには、ぜひ「本」も探してみてください。きっと丁寧にわかりやすく解説してくれている書籍に出会えると思います。

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元記事発行日: 2022年07月12日、最終更新日: 2022年07月12日