AWS運用代行サービスで、知っておきたい3つのポイント
はじめまして、セールスアシスタントの犬飼と申します。
IT業界に入ってもうすぐ2年目になりますが、まだまだ勉強の毎日です!汗
近年AWSという言葉を良く耳にするのではないでしょうか。
AWSとはAmazon Web Servicesの略称で、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。AWSは「便利」「スピーディ」「安い」とよく言われますが、良くも悪くも「自由」に、サービスを組み合わせてインフラやシステムをカスタマイズできることが最大の特徴と言えるでしょう。
AWSは現在160種類以上のサービスがあり、今後も増えると予想されます。
年々サービスの種類が増えてますね〜!
サービスの種類が多く、実現できることが多岐にわたる反面、皆さんが実現したい要件に最適なサービス選択を行うためには、それ相応の知識やノウハウが必要ともいえます。
また、AWSではサーバーなどの環境そのものは用意してくれますが、その先の管理はユーザーが行うことが必要であるため、問題が発生した際に対処できる知識も技術も必要となります。これは難しそうだ、、、
AWSを既に運用されている方は、上記のような運用管理にかなりの時間を費やしているのではないでしょうか。あるいはこれからAWSの導入をご検討中の方は、運用管理コストについて特にご懸念されているのではないでしょうか。
本ブログでは、AWSの運用管理において、皆さんが本来の業務に集中できるようになるためのヒントをお伝えできればと思います。
まずはAWSの運用管理を自社でどこまで実施しないといけないのか、簡単にお伝えしていきます。
自社で運用管理を全て実施した場合や外部に代行した場合の事例を踏まえて、どのようなことに注意するべきなのかを知って、一緒にポイントを押さえていきましょう〜。
目次
AWS運用は自社でどこまで管理しないといけないの?
AWS運用管理を考えるにあたって、皆さんに考えていただきたい点は、主に3つです。
- 設計
- 構築
- 運用保守
クラウドサービスの利用においては、限られた企業資源の中でそもそも上記をどこまで自社で実施するか、あるいは外部に代行を委託するかといった視点が重要になってきます。
自社で管理する場合には、AWSに精通した人材の確保やノウハウの蓄積、運用保守体制の確立などが必要となりますが、外部にAWS運用を代行すると、先述のインフラ運用管理に掛かる時間を削減し、アプリケーションやOS作業に集中して注力することが可能になります。
必要のない作業はどんどん外部に代行を委託していこう〜という考え方ですね。
本章では、弊社でよくご利用いただいているAWSサービスを例に、お客様側でどのような作業や管理を行う必要があるのかを具体的にお伝えしていきます。
まずは「EC2」を利用する場合に発生する作業を見ていきましょう。
EC2は、クラウド上で仮想サーバを提供するサービスです。自社でサーバの初期設定やセキュリティー管理、ネットワーク等は全て自身で行う必要がある点において、オンプレミスのサーバ管理と一番似ているサービスと言えます。
オレンジの範囲の通り、ネットワークからOSの導入においてはAWSが運用管理を実施しています。青色の範囲、OS、ソフトウェア、プログラムは従来のオンプレミス同様の知識と作業が必要となります。
それでも、オンプレミスの時よりも管理コストは削減されますね〜!
2つ目は「RDS」を利用するにあたって発生する作業を見ていきましょう。
RDSはデータベース6種類(Oracle, MySQL, Amazon Aurora 等)を最適な動作条件(メモリ, パフォーマンス, I/O 等)で利用できるサービスです。
オレンジの範囲の通り、RDSがEC2と大きく異なる点は、「マネージドサービス」であるところです。アップデートやバックアップなど、面倒な管理タスクも自動化されているので、自社で管理を行う必要がありません。
ほとんどAWSが管理してくれるので、管理コストがとても削減できますね〜!!
このように2つのサービスを比較しただけでも、皆さんで実施する範囲が明らかに違うことがお分かりいただけたでしょうか。この違いを知った上でサービスを選択するだけでも、自分たちの作業を軽減することが可能です。
AWS運用を代行する前に実現したいことを整理する
先述では、適切なAWSのサービスを選択することによって、自社で実施する作業範囲を明確化できることをご紹介いたしました。
オンプレミスからAWSに移行することで、ハードウェア故障時の保守対応や、保守対応終了による更改、契約更新などの管理からは手が離れます。
しかし、システムを止めずにサービス提供できるようにするための設計や運用・管理、またOSレイヤー以上のセキュリティ管理については、AWSのクラウド環境に移行しても引き続き皆さんで対応する必要があります。
検討することはたくさんありますよね、、、。
次に、そもそも、「設計」「構築」「運用・保守」の作業に関して、皆さんが手を取られている部分あるいは、自社で実施する必要が無い部分を整理していきましょう。
「設計」
皆さんが今後クラウド化したい、あるいは現在実装済みのサーバにおいて
- 実現したいことに向けてAWSのどのサービスが相応しいのか
- 実現に伴って懸念すべき部分はどこか
- 上記懸念点をカバーしてくれるサービスや方法はあるか
- 上記サービスや方法に関するノウハウがあり、設計できるのか
「構築」
AWSコンソール
- サーバーの構築と運用を行うために基本的に必要となるサービスやインスタンスの整理
- セキュリティの要求水準の確認
- 利用するリージョンやロケーション
- ネットワークの構成、各設定項目
- 必要とするサポートの種類
などをあらかじめまとめておきます。
「運用・保守」
- サーバーのスケール調整や追加要件の発生に伴い、実施する人員とノウハウを確保することが可能か
- 安全にAWSを利用する為に、ご利用サーバのバックアップや障害が起きたことをすばやく検知、復旧するためにも、Amazon CloudWatch などを利用した監視を自社で対応可能か
簡単に整理いたしましたが、自社で実施する為には本当にたくさんのことを検討して、導入後も対応する必要がありますよね、、。
AWSを安全、且つ効率的に使用するための手段として、外部代行を推奨しております。
AWS運用代行を実現できるサービス「cloud link」
弊社のサービス紹介と実現できることを明記しご紹介します。
単純な作業の切り分けだけでなくノウハウや実績をもとにQ&Aも行えます。
本ブログでは運用の代行を推奨してきましたが、ここで、弊社でご提供しているサービスを主に3つの観点でご紹介させていただきます。
- AWS導入支援
- AWS運用・保守
- 請求代行
少しでも検討されている方は「こんな代行サービスがある」くらいでも良いので見ていただけたら大変嬉しいです〜。
AWS導入支援
「初期費用0円」
「最短1営業日からお渡し」
AWS導入にあたっての教育研修、コンサルティングから構築~運営まで安心してお任せください。要件にあった最適な導入プランを立案し、導入後の運用サポートまでご提供いたします。
大阪本社で唯一のAmazon認定「Advanced Consulting Partner」として、関西を中心に東京、九州など全国400社を超える豊富な実績がございます。システムコンサルティングやWeb開発を経験してきた弊社だからこそ出来るご提案にご期待ください。
AWS運用・保守
お客様のAWS環境を「24時間、365日運用監視」。
EC2の自動バックアップや自動起動・終了などもお任せください。
また、設定や導入などがご不安な場合でも、経験豊富な運用スタッフがお客様をサポートいたします。お客様はOS内の設定やアプリケーション開発、運用に集中いただき、AWSインフラに関する設定や運用管理を気にしなくても良い状態を目指しています。
請求代行
こんなお客様に
- AWS導入検討したいけど、ドル建てクレジットカード払いでは社内稟議が通らない
- 今すぐ始めたいのに法人クレジットカードを準備するのに時間がかかる
- クレジットカードの限度額でサービスストップするのは困る
cloud linkでは円決済を代行可能、より気軽にAWSをご検討いただけるように、日本円請求書払いでAWSを利用いただける請求代行のみを行う請求代行プランもご用意しています。
弊社では単純な作業の代行だけでなくノウハウや実績をもとに皆さんのご支援ができればと日々尽力いたしております。
少しでも、限られた企業資源の中でどこまで自社で実施するか、あるいは外部に代行するかを一度検討いただくことで、今よりも皆様がOS内の設定やアプリケーション開発、運用に集中いただきご負担を減らせる近道になれたらという思いを込めて、本ブログは以上とさせていただきます。
元記事発行日: 2020年08月26日、最終更新日: 2024年02月28日