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AWS運用 自動化の事例集 5選

AWSの運用は自動化の仕組みを使うことでクラウドのメリットを活かすことができます。AWS運用の自動化の事例とその内容について解説していきたいと思います。

AWS運用 自動化の事例1: EC2 システム障害復旧自動化 AutoRecovery

AWSのシステム障害(電源問題や仮想サーバーホスト機の障害)が発生する事があります。その場合 EC2 を停止→起動することで別の仮想サーバーホスト機上で稼働させて EC2 を復旧させることが出来ます。これら一連の検知から復旧まで自動で行ってくれるのが AutoRecovery です。 AutoRecovery は設定が可能なインスタンスタイプやEBSボリュームだけを使用している、などの制限があります。

AutoRecovery は設計や設定の複雑性が低く、運用上の効果が高いものになりますので可能なインスタンスの場合はひとまず設定をしておくことをオススメします。

AWS運用 自動化の事例2: 障害復旧自動化 CloudWatch Alarm

AWSの CloudWatch Alarm を利用することでメトリクスの閾値に対してアクションを設定することが出来ます。これをうまく利用すると障害対応の1次対応を自動化することが可能になります。例としてはCPUの使用率が高騰した際に Apache を再起動したりportダウンを検知した際のミドルウェア再起動を自動化することが出来ます。障害発生時のサービス影響を最小限にしてくれるサービスです。

AWS運用 自動化の事例3: 負荷対策自動化 Auto Scaling

AWSを初めとしてクラウドの魅力の一つとして、必要なリソースを必要な時に必要な分だけ使える点があります。Auto Scaling では必要な時を検知して必要な分だけリソースを追加する事を自動化することが出来ます。EC2 や RDS などで利用されます。

パターンとしてはCPUが70%を超えた際に EC2 インスタンスや RDS のリードレプリカを追加することがよくあります。WEBサービスがCMやTVで取り上げられたり、多数のアクセスが発生して想定以上の負荷がかかった際に影響を最小限にしてくれるサービスです。

AWS運用 自動化の事例4: EC2 バックアップ自動化 cloud link

EC2 のバックアップに AMI を保存したいケースが多くあると思います。自動で数世代を管理するように出来たら便利ですよね。残念ながら現在は EC2 コンソールのみでは AMI 自動取得&世代管理をすることができません。弊社で提供している cloud link のサービスでは EC2 バックアップ自動化を行う事ができます。取得する時間、曜日、クロスリージョン対応、世代数を管理することができるため、いざという時に安心です!

AWS運用 自動化の事例5: EC2 起動/停止自動化 cloud link

EC2 は従量課金のサービスです。そのため停止できる時間帯が決まっている場合は停止/起動を行うことでよりお得に利用することが可能です。こちらも残念なことに現在は EC2 コンソールのみでは自動起動/停止を行うことは出来ません。弊社で提供している cloud link のサービスでは EC2 起動/停止自動化を行う事ができます。曜日毎に起動/停止時間を設定致します。インスタンスのスペックが高ければ高いほどよりお得にご利用頂けます。

AWS運用 自動化の事例集 まとめ

AWS運用自動化の事例をいくつか挙げさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

自動化をうまく取り入れると運用コストの削減や障害の早期復旧が期待できます。まだ設定していない方は自動化を取り入れてみてはいかがでしょうか!

元記事発行日: 2020年09月03日、最終更新日: 2024年02月28日

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